調査・データリサーチ・アンド・マーケッツ(アイルランド)は7日、2024年版の「Warehouse Autonomous Mobile Robots(AMR)Market」レポートを発表した。
物流および倉庫業界で自律移動型ロボット(AMR)の普及が急速に進んでおり、特にロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)モデルが採用拡大を後押ししているという。
AMRの需要は、効率化とコスト削減を目指す企業の動きによって拡大しており、22年には前年度比56%増の4万4767台が販売された。特に、パンデミックによる技術投資の停滞を経て、23年以降は経済回復と需要の高まりを背景に成長が加速している。
これに伴い、業界全体でスマートファクトリー化やコネクテッド物流といった「Industry 4.0」の導入が進んでいる。さらに、eコマースの成長や労働力不足への対応、作業効率の向上が、AMR導入を後押しする主要な要因として挙げられる。
報告書によれば、AMRの主要市場はアジアが中心で、中国が最大のシェアを占め、次いで米国が続く。ASEAN地域では23年から30年にかけて年平均成長率30%で成長し、30年には6万7000台に達する見通し。欧米市場では、AMRを採用する倉庫の割合が30年までに51%に達するとの予測も示された。
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