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沖電気、月5万円から導入可能な在庫管理システム

2025年1月20日 (月)

▲アプリの地図情報を説明する吉原氏

サービス・商品沖電気工業は20日、同社が開発したロケーション・在庫管理システム「SHO-XYZ(ショザイ)」の記者説明会を同社本社内で開催した。同社は社会課題解決を目指すイノベーション戦略2025の1つとして、ヘルスケア・医療、高度遠隔運用と共に物流に着目。2023年に開始した配送計画最適化サービス「LocoMoses」に続き、SHO-XYZを新たな物流ソリューションに位置付けた。

同システムは屋内外問わず、追跡対象の荷物の保管位置、在庫情報をスマホ内で一元管理できる。パレットやコンテナ、荷物などにRFタグを貼り付け、搬送するフォークリフトなどにRFIDリーダーを取り付けることで、RFタグの検知状態から搬送状態を分析、搬送の開始と終了を自動判別し、追跡が可能だ。アプリが表示した地図で物の位置が確認できるため、荷物の紛失事故を抑え、捜索時間の短縮が期待できる。

従来、物の保管位置の追跡には高価な専用機器を準備する必要があり、導入や運用のコストがネックだった。しかし、同システムは既存の小規模の倉庫などでも利用しやすいよう、月額利用料5万円から使えるSaaS型サービスとした。スマホやRFタグといった汎用市販品を使うため、導入費用を抑えられる。販売開始は2025年3月。2028年度までに累計13億円を見込んでいる。

この日、記者説明会に登壇した同社イノベーション事業開発センタービジネス開発部物流・地域DXチームマネージャーの吉原和英氏によると、同システムは「2024年問題を解決できるソリューション。ドライバーに荷物探しさせる負担を減らし、倉庫作業をデジタル化、可視化して効率化し、倉庫ワーカーの流出防止に寄与したい」と語った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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