調査・データネットショップコンサルのフルバランス(東京都新宿区)は21日、過去1か月以内にインターネットショッピングで商品を購入した20代-30代の男女111人を対象に、EC(電子商取引)サイトにおけるユーザー体験に関する実態調査を実施した結果を公表した。
「商品を購入する際、モール型ECサイト(Amazon、楽天市場など)と自社ECサイト(ブランドや企業の公式サイト)を使い分けていますか」という設問に対しては、「使い分けている」が73.9%、「使い分けていない」が25.2%だった。
「使い分けている」と回答した人に「自社ECサイトでの購入を選ぶのはどのような場合か」と尋ねると、「ブランド独自のポイントを貯めたい場合」が32.9%、「ギフト梱包を希望する場合」が31.7%、「ポイント還元を活用したい場合」が30.5%だった。一方、「モール型ECサイトでの購入を選ぶのはどのような場合か」と尋ねると「価格を重視する商品の場合」が57.3%、「モールのポイント還元を活用したい場合」が39%、「複数商品をまとめて購入する場合」が39%だった。
「自社ECサイトを利用する際、ブランドや企業についてのページを閲覧しますか」と尋ねると「閲覧する」が25.3%、「時々閲覧する」が42.3%だった。「閲覧する」「時々閲覧する」の回答者に「ブランドや企業についての情報で、特に興味を持って見る内容を教えてください」という設問に対しては「商品へのこだわり」が56%、「Aboutページ/私たちについて」が29.3%、「ブランドのストーリー・歴史」が28%だった。
同社は今回の調査結果を受け、ECサイト選択の際に「価格」と「ブランド体験」が重要な判断基準となっていると総括し、ECサイト構築において、単に価格競争に頼るだけでなく、差別化の要素を効果的に伝え、競争優位性を高めるための戦略が求められると分析した。
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