ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

インドネシアの天然ダム決壊、日本の戦後最大規模に相当、国交省が衛星画像を解析

2013年8月5日 (月)
国交省による衛星解析画像

国交省による衛星解析画像

話題国土交通省は5日、インドネシアで7月25日に発生した天然ダムの決壊規模が、日本の戦後最大規模の天然ダム決壊(1953年和歌山県有田川災害)に相当することが判明したと発表した。

インドネシアで発生した天然ダム決壊による災害に対し、衛星画像解析を行ったところ、東京ドーム10杯分に当たる1300万立方メートル規模の洪水が発生したことが判明した。

この規模の天然ダム決壊による災害は、日本で発生した過去の災害にあてはめると、戦後最大級の規模に相当するものだった。国交省では、これらの分析結果をインドネシア政府に提供するとともに、調査団を派遣することにしている。

インドネシアでは7月25日、マルク州アンボン島のウェイエラ川の天然ダムが決壊。周辺の人工衛星画像を国土技術政策総合研究所砂防研究室と土木研究所火山・土石流チームが共同で解析し、決壊によって1300万立方メートルの水が数時間の内に天然ダムから流出し、洪水被害をもたらしたことが分かった。