ヤマトオートワークス、簡易型デジタコを発売

ヤマトオートワークスが発売する簡易型デジタルタコグラフ

行政・団体ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス（東京都江東区）は7日、簡易型デジタルタコグラフ「アースドライブDTU-1」を発売すると発表した。

これまでは「最大積載量5トン以上、車両総重量8トン以上」の車両に運行記録計の装着が義務付けられていたが、国土交通省が「最大積載量1トン以上、車両総重量3.5トン以上」の車両にデジタルタコグラフの義務化を検討していることから、需要が高まるとみて割安な簡易型デジタルタコグラフを発売することにしたもの。

アースドライブDTU-1は、最低限必要な時間・距離・速度の法定3要素に特化し、アナログタコグラフと比べても安い5万円で導入できる。

国土交通省の装置型式指定認可を取得しているため、規制強化後もそのままの仕様で使用でき、市販のSDカードを使用することで、アナログタコグラフよりも安いコストで使用可能。また、スピードメーターなどを基準値にあわせるパルス整合器を内装し、取付け費用などの初期コストも低減する。

本体のサイズをETC車載機並みに小さくすることで、取付場所の自由度が増し空きスペースが小さい車両でも装着できるようにした。本体に装備されているボタンは「運行中ボタン」のみ。

同社は今後、全国主要都市の運送事業者を対象に販路を展開し、整備会員事業者に対しては、整備を通じて蓄積をしている車両整備データとの連携を図る。

■問い合わせ先
ヤマトオートワークス
企画担当：宮下氏・渡辺氏
TEL：03-5534-1251