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12月の鉱工業生産、2か月ぶりに上昇

2025年2月3日 (月)

調査・データ経済産業省は1月31日、企業の生産活動を示す12月の鉱工業生産指数を公表した。2020年を100とし季節調整を行った指数で、102.1となり、前月を0.3%上回った。生産用機械工業や電子部品・デバイス工業などが好調で、2か月ぶりの上昇となったが、生産の基調判断は「一進一退」で据え置いた。

業種別に見ると、15業種のうち8業種が前月より上昇し、7業種が低下した。

プラス幅が最も大きいのは、生産用機械工業で前月比9.3%のプラスだった。建設用クレーンやショベル系掘削機械が寄与した。航空機用機体部品や船用ディーゼル機関がけん引した輸送機械工業(自動車を除く)が27.5%のプラス、普通鉄鋼板や特殊鋼熱間圧延鋼材が伸びた鉄鋼・非鉄金属工業も1.9%のプラスだった。

一方、自動車工業は1.6%のマイナスで、普通乗用車や普通トラックが不振だった。電子部品・デバイス工業は2.3%のマイナスでアクティブ型液晶パネル(中・小型)、電子回路基板などが主な低下要因となった。このほか、軽油や灯油の不振で、石油・石炭製品工業も1.7%のマイナスだった。

先行きについては、「企業の生産計画では1月、2月ともに上昇を見込んでいる」とし「一進一退の傾向は継続するものと見込まれる」とした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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