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鉱工業在庫指数が0.2%低下、生産・出荷は上昇

2013年10月30日 (水)

産業・一般経済産業省が30日に発表した9月の鉱工業指数(速報)は、生産、出荷が上昇、在庫、在庫率は低下した。製造工業生産予測調査は10月に上昇の後、11月は低下を予測しているが総じて生産は持ち直しの動きで推移している。

季節調整後の生産指数は98.5で1.5%、出荷指数は97で1.6%それぞれ上昇した。在庫指数は108.3で0.2%の低下。在庫率指数も110.2で2%の低下となった。

9月の生産は、前月比1.5%の上昇と2か月ぶりの上昇(前年同月比は5.4%の上昇)となり、指数水準は98.5(季節調整済)。生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、情報通信機械工業などで、品目別では普通乗用車、アクティブ型液晶素子(中・小型)、小型乗用車の順に上昇に寄与した。

出荷は、1.6%の上昇と2か月ぶりの上昇(同4.7%の上昇)となり、指数水準は97。上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、石油・石炭製品工業、情報通信機械工業などだった。

在庫は、0.2%低下し2か月連続の低下(3.5%の低下)となり、指数水準は108.3となった。石油・石炭製品工業、鉄鋼業、電気機械工業などの影響が大きかった。在庫率は、2%低下し2か月ぶりの低下(7%の低下)となり、指数水準は110.2(季節調整済)だった。

製造工業生産予測調査によると、10月は前月比4.7%の上昇、11月は同1.2%の低下を予測。10月の上昇は、はん用・生産用・業務用機械工業、情報通信機械工業、電気機械工業などが寄与。11月の低下は、はん用・生産用・業務用機械工業、電気機械工業、情報通信機械工業などによる。