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AZ-COM丸和HD3Q、増収もコスト増で減益

2025年2月5日 (水)

財務・人事AZ-COM丸和ホールディングスが5日に発表した2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比5%増の1576億4400万円、営業利益が22.7%減の89億4400万円、最終利益が19.9%減の59億5800万円の増収減益だった。

主力の物流事業セグメントの売上高において、輸配送事業のラストワンマイル事業は大型セールに応じた増車手配をはじめ、各取引先における年末需要への対応が業績に寄与した結果、301億8400万円(前年同期比5.3%増)。EC(電子商取引)常温輸配送事業は料金改定が一部進捗したものの、大型拠点の閉鎖に伴う輸送数の減少が影響した結果、408億6600万円(同11.3%減)となった。EC常温3PL事業は大型物流センターが順次開設したことに加え大型セールに伴う年末物量増への対応が業績に寄与した結果、479億4900万円(18.1%増)。低温食品3PL事業は新たなスーパーマーケットの物流センターが稼働したことに加え、各取引先における年末物量の増加が寄与した結果、182億6200万円(10.1%増)となった。医薬・医療3PL事業においてはドラッグストアの新規物流センターの本格稼働などが寄与した結果、182億7900万円(12.3%増)だった。

利益は、物流センターの拠点数や稼働車両台数の増加に加え、繁忙期となった年末の物量増加への対応や、適正な運賃への価格転嫁の取り組みの進捗が寄与した。一方、拠点見直しに伴う輸送数の大幅な減少、各種コストの上昇や業務安定化を目的とした一時費用が影響した結果、物流事業におけるセグメント利益は92億8500万円(19.5%減)の減益となった。

通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前年同期比4.3%増の2070億円、営業利益が19.1%減の112億円、純利益が15.6%減の77億円と据え置いた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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