財務・人事AZ-COM丸和ホールディングスが5日に発表した、2025年3月期1四半期決算は、売り上げ高が前年同期比4.5%増の496億8000万円、営業利益が同50.5%減の18億5500万円、最終利益が同42.2%減の12億2300万円と増収減益だった。
輸配送事業のうち、ラストワンマイル事業は、新たに複数の配送拠点を開設したことによる配送エリア拡大に加え、稼働台数の増加が寄与した結果、売上高は前年同8.5%増の99億2200万円。EC常温輸配送事業は、稼働拠点の閉鎖および中継拠点の見直しに伴い、センター間における幹線輸送数の減少が影響した結果、売り上げ高は同11.7%減の131億1500万円となった。
3PL事業のうち、EC常温3PL事業は新規で受託した物流センターの稼働、および変化する顧客のニーズに対応するため、物流センターにおけるスクラップ・アンド・ビルドが進ちょくし、運営する物流センター数が増加した結果、売り上げ高は同16.4%増の144億7200万円。低温食品3PL事業は前期開設した物流センターの通期稼働に加え、新たなスーパーマーケットの物流センターの開設や既存取り引き先の業務拡大が寄与した結果、売り上げ高は同11.1%増の58億円。医薬・医療3PL事業は主要取り引き先であるドラッグストアにおける業容拡大に対応するため、新たな物流センターを開設し、キャパシティの確保と増加する物量への対応に努めた結果、売り上げ高は同7.9%増の56億7800万円となった。
これら物流事業全体の売り上げ高は同4.4%増の489億9000万円。利益面では、積極的な営業開発の成果による物流センター拠点数や稼働車両台数の増加に加え、適正料金化への取り組みが進ちょくした一方、物流センターのスクラップ・アンド・ビルドに係る一時費用や幹線輸送数の減少が影響した結果、物流事業におけるセグメント利益(営業利益)は同36.4%減の24億1900万円の減益となった。
そのほかの事業では、ファイズホールディングスにおける情報システム事業およびアズコムデータセキュリティーのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)に係る新規案件の受注が順調に推移した結果、売上高は同14.1%増の6億8900万円、セグメント利益(営業利益)は同33.2%増の9400万円の増収増益となった。
通期予想は売り上げ高は20.9%増の2400億円、営業利益は23.5%増の171億円、最終利益は20.6%増の110億円としている。
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