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マースク24年決算、ターミナル部門で過去最高益

2025年2月6日 (木)

財務・人事APモラー・マースク(デンマーク)が6日に発表した内容によると、2024年の連結決算は、売上高が前年比8.6%増の554億8200万ドル(8兆4700億円)、EBIT(利払い前・税引き前利益)が同65%増の64億9900万ドル(9920億円)、EBITDA(利払い前・税引き前、減価償却前利益)が26%増の121億2800万ドルとなり、過去3番目の業績とした。

紅海の状況と旺盛な需要を反映した運賃の大幅な上昇により、海洋部門の収益性が前年比で向上。運用コストも安定し、喜望峰南部のルート変更に伴うコスト増加と燃料消費量の増加を相殺した。

部門別では、物流・サービス部門が前年比で取扱数が増加し収益が増加、利益が改善。倉庫、航空、ファーストマイルの製品カテゴリーの堅調な成長に支えられ、収益は7%増加した。ターミナル部門では、堅調な取扱量による売上高の大幅な増加、インフレを相殺する関税の上昇、顧客と製品の組み合わせの改善、保管収益の増加を要因とし、24年はEBITDAとEBITが過去最高を記録した。

25年は世界のコンテナ量が4%増加し、コンテナ輸送業界での新規納品が継続する見通し。一方、紅海航路が再開される可能性があるため、需給の不均衡はさらに大きくなると予想した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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