DHL、新たなサプライチェーン戦略を発表

ロジスティクスDHL（ドイツ）は11日、新たなグローバルサプライチェーン戦略「China Plus X」に関するホワイトペーパーを発表した。同戦略は従来の「China Plus 1」モデルを超え、複数の国に生産や供給拠点を分散させることで、企業の物流リスクを軽減し、運営の柔軟性を向上させることを目的としている。

同ホワイトペーパーでは、近年の地政学的緊張や貿易障壁、新型コロナウイルス感染症の影響によるサプライチェーンの脆弱性を指摘し、その解決策として「Plus X」戦略を提案している。

特に、インド、ベトナム、ハンガリー、メキシコなどの国々が、新たな供給拠点として注目されている。これらの国は、輸送インフラの整備や貿易政策の見直しを進め、外国企業の投資を積極的に受け入れている。また、各国の労働力の質やコスト構造、税制などもサプライチェーン最適化の要素として重要視している。

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LOGISTICS TODAY編集部

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