財務・人事サンリツが12日発表した、2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比3.3%増の150億2500万円、営業利益が同24.8%増の8億6200万円、最終利益は5.6%増の5億1500万円と増収増益となった。営業利益は連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額6000万円を計上した。
梱包事業部門の売上高は1.3%増の105億9500万円、セグメント利益は23.5%増の13億6100万円だった。主に工作機械の輸出取扱いが減少傾向にある一方、半導体製造装置および自動車関連部品の輸出取扱いが好調に推移した。
運輸事業部門の売上高は17.5%増の21億5200万円、セグメント利益は107.7%増の2億800万円だった。前年大幅に減少していた医療機器の取扱いが復調したことに加え、小型精密機器の取扱いも好調に推移した。また、外注費の値上がり分について顧客への価格転嫁を進めたことが寄与した。
倉庫事業部門の売上高は0.7%増の20億8600万円、セグメント利益は30.4%減の3億1200万円だった。前年増加した半導体製造装置および工作機械の出荷待ち製品の保管が減少したことや顧客の倉庫集約により生じた空き倉庫スペースへの客付けが遅れているものの、新たに開設した府中倉庫の稼働により売上高はおおむね横ばいとなった。利益は府中倉庫開設に係る費用の増加により減少した。
通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比5.7%増の205億円、営業利益が同6.3%増の9億2000万円、最終利益は8.3%増の6億2000万円と増収増益を予想する。
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