サンリツ決算、梱包、運輸事業は増収増益

財務・人事サンリツは14日、2025年3月期の決算を発表した。売上高は前年比3.7％増の201億2200万円、営業利益は同19.6％増の10億3400万円、最終利益は18.2％減の4億6800万円と増収最終減益だった。

梱包事業部門セグメントの売上高は前年比1.1％増の140億6300万円、セグメント利益は同20.1％増の17億4500万円だった。主要顧客の生産調整などの影響で工作機械の輸出取扱いが減少した一方、半導体製造装置および自動車関連部品の輸出取扱いや電力変換装置の取扱いが好調に推移したことに加え、連結子会社における不正行為によって発生した利益増加額6000万円などの影響により増収増益となった。

運輸事業部門セグメントの売上高は前年比17.7％増の29億3400万円、セグメント利益は2.1倍の2億6900万円だった。前年大幅に減少していた医療機器の取扱いが復調したことに加え、小型精密機器の取扱いも好調に推移したこと、外注費の値上がり分について顧客への価格転嫁を進めたことにより増収増益となった。

倉庫事業部門の売上高は前年比4.6％増の28億7000万円、セグメント利益は同28％減の4億1500万円だった。前年増加した半導体製造装置の出荷待ち製品の保管が減少したこと、新たに開設した府中倉庫の稼働により増収。利益は府中倉庫開設に係る費用の増加により減少した。

26年3月期の通期予想は、売上高は4.4％増の210億円、営業利益は8.2％減の9億5000万円、最終利益は4.5％増の4億9000万円を見込んだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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