M&Aサンリツは12日、連結子会社である山立国際貨運代理(上海)有限公司の株式を上海宝京包装制品有限公司へ譲渡することを決定したと発表した。
同社は2015年3月に山立貨運の全株式を取得し、中国上海地区を中心に梱包を軸とした国際物流業務を展開してきた。しかし、COVID-19の影響による事業環境の悪化や、主要顧客の生産体制見直しに伴う撤退などで利益水準が大きく低下。これを受け、収益性の改善と経営資源の選択・集中を進める中で、事業環境に精通する企業へ事業運営を委ねることが適切と判断し、株式譲渡を決定した。
今回の譲渡により、サンリツは中国市場から撤退することとなる。
譲渡対象となる山立貨運は2013年8月設立の運送代理店で、資本金は1000万人民元。2024年3月期の売上高は1751万人民元(約34億7051万円)、営業利益は788万人民元(約1億5621万円)だった。
譲渡先の上海宝京包装制品は2002年設立の企業で、梱包資材販売や倉庫保管などの物流業務を展開している。
株式譲渡契約は3月31日に締結予定で、同日中に譲渡を実行する。
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