
(出所:カミナシ)
サービス・商品業務効率化クラウドサービスを展開するカミナシ(東京都千代田区)は13日、同社が開発した帳票類をアプリ化できるシステム「カミナシ レポート」が、すかいらーくホールディングス(東京都武蔵野市)の前橋工場に導入されたと発表した。昨年の導入開始以降、工場内で使われていた紙の帳票類の7割削減を見込んでいる。導入事例を同社のホームページで公開している。
すかいらーくホールディングスは、「ガスト」「バーミヤン」などの飲食チェーンを国内外に3000店舗を展開しており、前橋工場は、月間100万枚以上のピザを製造する基幹工場となっている。260人の従業員が24時間体制で稼働しているが、工場内の製造設備の点検記録や品質管理など、さまざまな業務で紙の帳票が使われており、使用量は年間3万から4万枚に上っていた。
こうした帳票類の多さが従業員の負担になっていたことから、昨年、カミナシレポートを導入し、品質管理や進捗管理、工場各所の点検結果を把握といった業務の効率化を図ることになった。
最初に手を付けたのは、始終業点検、品質保証カードなど複数の帳票をデジタル化で、導入から3か月で月間200枚の紙帳票が削減され、印刷や保管などの付随業務も効率化した。管理者や従業員の作業負担が大幅に軽減され、いつでも記録を確認できるようになったことから、チェック作業も効率化した。
特に1時間に1回、製造工程ごとに記録する必要のあった品質保証カードをデジタル化したことで、記入作業や終業後の記録チェック作業の負担が大幅に軽減。情報の正確性が向上し、品質管理の強化にも貢献した。
また、工場には外国籍従業員もいるが、画面設計がシンプルなこともあり、年齢や国籍を問わず誰でも、すぐに使いこなせるようになった。
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