話題三菱商事は23日、三菱商事復興支援財団を通じ、宮城県気仙沼市の海鮮市場「海の市」の再建を支援すると発表した。
海の市の運営主体、気仙沼産業センターに5000万円を出資し、2014年3月のオープンを目指す。三菱商事復興支援財団が将来得る配当収入は、2月に気仙沼市・気仙沼信用金庫と共同で設立した「気仙沼きぼう基金」を通じて地元産業に再投資し、地元の活力を地域全体の復興につなげる循環型の支援を行う。
気仙沼市魚市場に隣接する海の市は、日本で唯一のサメの博物館「リアスシャークミュージアム」や「氷の水族館」を併設し、震災前は年間集客数100万人超の観光・販売拠点として賑わっていた。
同社は「海の市の再建により、地元水産加工業者に販売機会の提供につなげるとともに、集客力の高い観光施設として気仙沼市の賑わいを支える一大拠点としていくことを目指す」としている。