
▲実証実験風景(出所:商船三井)
調査・データ商船三井は14日、商船三井ドライバルク、古河電気工業、常石造船と共同で、「インフラレーザ」を用いた錆・塗膜除去システムの実船実証実験に成功したと発表した。
インフラレーザは、古河電気工業が開発した高出力ファイバーレーザで、金属表面の錆や塗膜を効率的に除去できる技術である。従来のサンドブラスト工法では、研削材や剥離した塗料が廃棄物として飛散し、回収作業が必要だったが、レーザ工法への転換により、廃棄物の排出や粉塵、騒音が大幅に削減されるため、環境負荷の低減と労働環境の改善が期待される。
2024年12月、商船三井の運航船で実施された実証実験では、開発中のシステムによる船体外板へのレーザ施工の有効性が確認された。今後、4社は船舶修繕用レーザ施工システムの開発を加速させ、将来的には工程の省人化・自動化を目指すとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com