環境・CSR食品総合卸の日本アクセス(東京都品川区)とリサイクル事業を展開する宮崎(愛知県清須市)は10日、日本アクセスの物流センターにて排出された「使用済みストレッチフィルム」を再資源化し、物流センターで使用する「ごみ袋」に加工する循環型リサイクルシステムを構築したと発表した。今年1月から、同社神奈川支店で、実際にごみ袋を使用している。
ストレッチフィルムは、運送時などの荷崩れ防止に使用するプラスチック製の梱包用フィルムで、これまでは使用後にそのまま焼却処分されていた。
今回の取り組みでは、宮崎が物流センターから有償でフィルムを回収し、提携するリサイクル業者が、再生ペレットに加工。ペレットからごみ袋を製造し、それを物流センターが購入する。
これによって、石油由来のプラスチック原料の使用量を削減するとともに、使用済みストレッチフィルムの焼却処分によるCO2排出量の削減と環境負荷の低減に貢献できる。同社では今後、このリサイクルシステムを全国にある物流センターに拡大。年間でCO2排出量を103トン削減するとしている。
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