調査・データグローバルロジスティクス企業のアジリティ(クウェート)は18日、2025年の新興市場物流指数について発表した。
新興市場物流指数は、国内または国際物流、ビジネス環境、デジタル対応力などに基づいて、各国の総合的な物流に関する競争力をランク付けしたもの。
50か国ランキングでは中国、インド、UAE、サウジアラビア、マレーシア、インドネシア、メキシコ、カタール、タイ、ベトナムが1位から10位にランクイン。コロンビア(21位)は順位が急上昇した。ナイジェリア(43位)、バングラデシュ(39位)、ウクライナ(40位)は順位を落とした。
UAEはビジネス環境のランキングでトップとなり、サウジアラビアが3位、カタールが5位だった。デジタル化が最も進んでいる国は中国、UAE、マレーシア、カタール、サウジアラビア。国際物流では中国、インド、メキシコ、インドネシア、サウジアラビアが最高位。国内物流では中国、インド、インドネシア、サウジアラビア、UAEがトップとなった。
新興市場物流指数を決定する567人を対象としたアンケート調査によると、2025年は物流業界はコスト上昇と米国の関税引き上げ、中国からの輸出の急増によって引き起こされる潜在的な貿易戦争が予想されている。回答者の55%が世界的な景気後退はあり得る、または確実であると考えており、82%は関税やその他の貿易保護主義がサプライチェーンに大きな影響を与えていると回答。さらに72%が新興市場のリスクはこの1年間で増加したと回答した。
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