日立ソリューションズ、技術革新先導で表彰

認証・表彰日立ソリューションズ（東京都品川区）は20日、スマートデバイスを活用したデータキャプチャ技術のリーディングカンパニーのScandit AG（スキャンディット、スイス）が2月6日に日本で実施した、「Empower Japan 2025 -The Smart Data Capture Summit-」の「Scandit Smart Data Capture Awards 2024」授賞式において、アジア太平洋地域で革新的なユースケースでインパクトのある変革を先導した企業として「Innovation of the Year」を受賞したと発表した。

▲表彰式の様子（出所：日立ソリューションズ）

スキャンディットは、バーコードやQRコードを高精度で読み取り、AR技術と組み合わせるデータキャプチャ技術のSDK（ソフトウェア開発キット）を提供している。日立ソリューションズは2020年にスキャンディットと国内初のライセンス契約を締結し、「バーコード活用ソリューション powered by SCANDIT」を展開している。今回受賞した取り組みは、温度変化で色が変わるインクを使用したQRコードラベルと、それを読み取るモバイルアプリケーションを組み合わせた温度管理サービス「MiWAKERU」の導入によるものだ。

この技術は日立ハイテクネクサスの「MiWAKERU」として提供されている。また同技術は鹿児島県との共同実証試験で活用され、カンパチの鮮度保持に寄与した。試験結果では、保冷剤の使用量を30％削減し、輸送コストを10％削減、さらにCO2排出量を11％削減する効果が確認された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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