サービス・商品産業用ドローンメーカーのエアロセンス(東京都北区)と再生可能エネルギーシステム開発のエナジー・ソリューションズ(千代田区)は19日、ドローンとクラウドを活用した太陽光パネル赤外線検査結果をAIで解析する機能を共同開発したと発表した。今月からエナジー・ソリューションズがサービスの提供を開始した。
エナジー・ソリューションズは、独自で開発した太陽光発電所専用の自動航行航路設計ソフト「ミッションプランナーforドローンアイ」と、太陽光パネル専用の赤外線画像解析ソフト「ドローンアイIR解析ソフト」、「ドローンアイクラウド」で構成する太陽光パネル赤外線検査サービス「ドローンアイ」を運用している。同サービスでは、ドローンを用いて太陽光パネルを赤外線検査し、モジュール(太陽光パネル)の熱異常が発生していないかを確認することで、トラブル回避をサポートしている。
ドローンで撮影した赤外線動画は「ドローンアイViewer」によって、高い解像度を維持しながら、ひずみのない画像として地図化(オルソマップ化)され、タブレット端末でも確認できる。データはGoogleマップ上に重ね合わせて表示できる。
今回、両社はドローンアイViewerのサービス開始にあたって、エアロセンスの写真測量・基準点測量解析サービス「エアロボクラウド」のデータとドローンアイのシステムをAPI連携し、赤外線点検動画からソーラーパネル全体のオルソ画像をAIが短時間で生成する機能を開発した。これによって、これまで検査実施から2、3日かかっていた検査結果の提供が、1時間程度で自動作成できるようになった。
検査期間の短縮で、現地作業の負担を軽減できるほか、発電損失も最小限に抑えられる。
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