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両備HD、岡山県早島に新倉庫開設

2025年2月20日 (木)

拠点・施設両備ホールディングス(岡山市北区)は2月20日、西日本エリアの物流拠点として、岡山県都窪郡早島町に新倉庫「両備ロジサポート岡山ベース」を開設し、営業を開始した。翌21日から物流・荷主企業向けの内覧を受け付ける。

▲両備ロジサポート岡山ベース(出所:両備ホールディングス)

新倉庫は、岡山自動車道・山陽自動車道・瀬戸中央自動車道が交差する早島インターチェンジから1.9キロに位置し、岡山・倉敷市街地への配送はもちろん、関西-福岡間の東西輸送や山陰-四国間の南北輸送の中継拠点として機能する。トラックドライバーの時間外労働上限規制(2024年問題)を背景に、中継輸送拠点の重要性が高まる中、京都府から山口県、四国方面を4時間圏内に収める立地が強みとなる。

両備トランスポートカンパニー(岡山市中区)が運営する新倉庫は、敷地面積1万1000平方メートル、延床面積1万8000平方メートルの地上3階建て。低床・高床バースを併設し、飲料など重量物を含む多様な荷物に対応できる。また、荷物用エレベーターや垂直搬送機を各区画に設置し、効率的な物流オペレーションを実現する。倉庫内には空調設備や従業員用ラウンジを備え、快適な就労環境を提供する。

BCP(事業継続計画)の観点では、耐震構造を採用し、高台立地により水害リスクを低減。環境対策として屋根に太陽光発電設備を設置し、CASBEEやBELS、ZEB Ready認証の取得を予定している。

同カンパニーでは、既存の6拠点と連携しながら物流の効率化を推進し、地域経済の発展に貢献するとしている。2026年度には売上高6億円を目指し、ICTを活用した物流システムの構築や自動化・省人化を進める方針だ。

なお、新倉庫の開設に伴い、岡山支店の「岡山北物流センター」(総社市)の営業所は2月19日付で廃止され、業務・従業員は「両備ロジサポート岡山ベース」に移管された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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