
▲開発中の冷凍AMR(出所:ピーエムティー)
ロジスティクス精密機器やロボティクス事業を展開するピーエムティー(福岡県須恵町)は19日、ニチレイロジグループ本社と連携し、冷凍環境に対応したAMR(自律走行搬送ロボット)の実証実験を開始したと発表した。ニチレイロジグループのR&Dセンターで実施し、マイナス20度環境下での稼働安定性や、低温物流現場での実用性を検証する。
冷凍倉庫では、マイナス20度前後の環境での作業が作業者の身体的負荷を高め、人材確保や安全面の課題となっている。冷凍食品市場の拡大に加え、物流効率化や荷待ち時間短縮への対応が求められるなか、冷凍倉庫の省人化・高度化はコールドチェーン全体の課題になっている。
今回の実証では、試作機による搬送オペレーション、単体・複数台連携での制御、冷凍環境下での耐久性と安定稼働を確認する。倉庫内の横持ちや仮置き搬送、トラック荷下ろし後の搬送工程への適用も検証対象とし、搬送プロセスのデジタル化や可視化、複数ロボットによる作業配分の最適化も確認する。
開発中のAMRは、センサー、バッテリー、駆動系を低温環境向けに最適化し、マイナス20度以下での連続稼働を想定する。冷凍だけでなく、冷蔵・常温を含む3温度帯をまたいだ運用にも対応する設計とした。SLAM技術などを活用し、庫内の状況変化に応じて経路を調整できるほか、大規模な設備改修を伴わず、既存倉庫への導入を見込む。両面、田の字、川の字など複数種類のパレット搬送にも対応する。
ピーエムティーは、今回の実証を通じて冷凍AMRの安定稼働と運用適合性を確認し、その後の量産化や複数拠点展開につなげる方針だ。人手やフォークリフトに依存してきた冷凍庫内搬送を自動化できれば、作業負荷の軽減、安全性向上、リードタイム短縮に加え、繁忙時間帯の処理能力確保にもつながる。
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