DHL、航続距離延長型電動トラックを導入

DHL（ドイツ）は20日、スウェーデンの商用車メーカー・スカニアと共同で開発した航続距離延長型の電動トラック（EREV）を試験導入すると発表した。ドイツ国内の物流ネットワークにおける電動トラックの活用を促進する。

サービス・商品同社は2025年2月から、同トラックを「Post & Parcel Germany部門」で運用し、ベルリンとハンブルク間の小包輸送に使用する予定。試験運用を通じて、車両の実運用における性能や効率性を検証し、結果をもとに今後の車両追加導入を検討する。

EREVは、バッテリー駆動による航続距離を確保しつつ、燃料発電機を搭載することで長距離輸送にも対応可能とする設計となっている。最大航続距離は650-800キロで、従来のスカニア製100%電動トラックの550キロを上回る。発電機は最初ガソリン燃料を使用し、その後ディーゼル燃料やHVO（加水分解植物油）に移行する計画。

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LOGISTICS TODAY編集部
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