国際シンガポール経済開発庁(シンガポール)は25日、シンガポールとマレーシア両国政府が、1月に開催された第11回マレーシア・シンガポール首脳会談で、ジョホール・シンガポール経済特区(JS-SEZ)の設立に合意したと発表した。今後5年間で50件、10年間で合計100件のプロジェクトを共同推進する計画で、国境を越えた物流の円滑化やビジネス環境の強化を目的とする。
JS-SEZの施策として、2024年3月よりマレーシアからシンガポールへの陸上検問所でパスポート不要のQRコード通関が導入される。これにより、両国を結ぶコーズウェイの交通渋滞が緩和され、物流の効率が向上する。また、マレーシア側では、進出企業の手続きを簡素化するため「マレーシア投資促進センタージョホール支所(IMFC-J)」を設立予定で、事務手続きの迅速化を図る。さらに、陸上複合一貫輸送における通関手続きを合理化し、2025年1月からはシンガポール税関への単一積替許可申請のみで輸送が可能となっている。
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