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グラファー、ミスターマックスのAI活用事例を紹介

2025年2月26日 (水)

調査・データ生成AI活用支援を手掛けるグラファー(東京都渋谷区)は26日、総合ディスカウントストアを展開するミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区)が、同社の生成AI活用支援サービス「Graffer AI Solution」を導入したとして、活用事例を同社サイトで公開した。ミスターマックスでは、EC(電子商取引)サイトへの商品登録や、物流センターでの商品破損状況の分析などに活用しており、生成AIの社内利用率が70%に達した。

Graffer AI Solutionは生成AI活用の支援や研修・人材育成、生成AI活用ソフト「Graffer AI Studio」などのサービスを包括的に提供。企業の実情に合わせて、さまざまな方法で活用できる。

ミスターマックスは、チェーンストア経営で大量のデータを扱うことから、本部の生産性の向上を図るとともに、社員の生成AIリテラシーを高めようと本部の全部署に生成AIを導入した。初期段階ではDX戦略室でChatGPT(GPT-3.5)を試験的に利用したが、セキュリティ面での懸念があったほか、効果的な活用方法が見つからないといった課題があった。

このため、高度なセキュリティを保ち、包括的なサポート態勢が整っているGraffer AI Solutionを採用して、積極的な生成AIの活用を目指した。

この結果、社員の生成AIの利用率が70%に達し、メールの文面のチェックや、商品の破損状況の確認・分析などで活用が進んだ。

ECサイトでは商品紹介文の作成に生成AIを使って、作成時間を1件あたり10分から2分に短縮。コーポレートサイトの修正に生成AIを活用した広報課では2時間の作業時間を10分に短縮した。人事部では、Excelの数式の作成に活用しているという。

ミスターマックスは「今後も生成AIの活用で、業務プロセスのさらなる高度化や新たなイノベーション創出を目指すとともに、各部署での活用事例を広げ、会社全体の競争優位性を高めていきたい」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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