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ヤマト運輸、全国発香港向けクール宅急便を発売

2013年9月5日 (木)

国際ヤマトホールディングスは5日、ヤマト運輸が日本発香港向けの「国際クール宅急便」を10月28日から発売すると発表した。

国際間保冷輸送は、日本全国から利用可能な小口単位の保冷輸送サービスがないため、配送の利便性や品質面で課題があり、国内の生産者にとって販売機会ロスにつながっていた。そこで、国際クール宅急便を商品化することで、国際間の小口保冷輸送を実現するもの。

全国とアジアの宅急便ネットワークをつなぐことで、安定して高品質な翌日配達が可能となり、アジアで急速に成長している通販や生鮮品などの取り寄せ(BtoC市場)に加え、温度管理の必要な工業製品やサンプル品(BtoB市場)に対応する。

具体的には、冷蔵帯(2-10度)、冷凍帯(マイナス15度)で荷物1個から集荷。国内同様、全国から海外の配達先まで同社が一貫保冷輸送する。

昨年11月15日から利用を開始した沖縄国際物流ハブと全日本空輸の航空ネットワーク、保冷輸送力をフル活用することで、一貫した保冷輸送が可能となった。

新商品は10月28日の預かり分から開始し、関東・大阪府・沖縄県では終日集荷対応する。北海道・東北・中部・近畿(大阪府以外)・中国・四国・九州(沖縄県以外)では、午前中の集荷・持込に対して翌日午後2時以降に配達する。

同社では「国際クール宅急便の配達可能地域を宅急便展開国に段階的に拡大し、国際物流の更なるボーダレス化・シームレス化を図ることで、日本経済の成長戦略を支えていく」としている。