調査・データNIPPON EXPRESSホールディングスは28日、子会社の日本通運(東京都千代田区)の2024年度の鉄道コンテナ取り扱い実績をまとめた。取り扱い個数は135万6973個で前年度比で1.9%減少した。
2024年度の通運事業は鉄道へのモーダルシフトが加速した一方、物価上昇の継続による個人消費の低迷、中国経済の低迷、自然災害による列車運休、JR貨物の輪軸組立不正問題などの影響を受け、鉄道コンテナ取扱個数は前年を下回った。品目別では、モーダルシフトが進んだ「清涼飲料水・ビール」が大きく増加したものの、「自動車部品」「化学工業品・化学薬品」を中心に前年を下回った。
2024年4月から東京-大阪間で運行開始した第2のNXトレイン(貸し切り鉄道輸送サービス)は好調で2024年度のNXトレイン2列車の積載率は90%となった。今後も新たなNXトレインの運行開始に向けて、JR貨物と調整を進める。 また、「物流革新緊急パッケージ」に呼応した31フィートコンテナ増備によるモーダルシフトの推進、「小口輸送サービス」や「国際海上コンテナ」、「プロテクトBOX」など、鉄道輸送を組み合わせた新商品開発にも力を入れる。
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