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G-7、ミャンマーで農産物栽培・販売を展開

2013年9月9日 (月)

荷主G-7ホールディングスは9日、子会社のG-7アグリジャパン(神戸市須磨区)がミャンマーの流通最大手「シティーマートホールディング」と合弁で設立した「CMジャパンアグリミャンマー」がミャンマー投資委員会(MIC)から事業運営権を取得したと発表した。これにより、合弁会社の設立が正式に承認された。

ミャンマーの農産物の栽培・販売事業で、日本企業とミャンマー企業の合弁会社に事業運営権が承認されたのは初めて。合弁会社はG-7アグリジャパンが40%を出資する。

CMジャパンアグリミャンマーは、同国で生産し、シティーマートホールディングが経営する「シティマート」や「オーシャン」などの食品スーパーで販売するほか、シティーマートグループの卸会社を通じ、ホテルやレストランへ卸販売も手掛ける。

既に昨年11月から、マンダレー管区内のピンウールイン市の農場でいちご、ほうれん草、小松菜、とうもろこしなどの野菜のテスト栽培を実施。この結果、気候、風土ともに日本野菜の栽培が可能と判断した。

9月中旬からビニールハウスの建設に取りかかる計画で、規模は間口8メートル、長さ48メートルの3棟を連結し、面積1152平方メートルとなる。日本から2000株のイチゴ苗を輸出し、まず1万株まで増やす作業を行い、来年11月をメドに出荷を開始する。また、同ハウス内でほうれん草、小松菜なども栽培し、来春の出荷を計画している。