ロジスティクス日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は3日、ロジスティクス研究会の1月会合において、青果流通のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現に向けた取り組みや、グローバル市場のサプライチェーン戦略について議論したと発表した。研究会ではNTT AI-CIXが青果卸売業務のDX化に向けた取り組みを紹介し、業界の課題や物流最適化の方向性について意見を交わした。
青果流通では、デジタル化の遅れや業務の属人化により、非効率な運営が続いており、物流コストの上昇により納品先が限られ、生産者の取り分が少なくなる問題から、NTT AI-CIXはDX推進の一環として、複数の市場が保有するデータを仮想市場プラットフォームに集約し、需給マッチングや物流の最適化を図る計画が示された。今後は、市場ごとのデジタル化を進め、共同輸送システムや共同調達を通じて、広域的な物流の効率化を目指すとしている。
会合では「グローバル・クロスソーシング戦略」に関する話題の提供も行われた。登壇者は、グローバル生産体制の拡充やリスク管理の重要性について説明し、各企業の物流戦略についてディスカッションを行った。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com