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オリンパス、レンゴーの自動梱包機を導入

2025年3月6日 (木)

サービス・商品医療機器メーカーのオリンパス(東京都八王子市)は5日、同社の物流拠点、相模原物流センター(相模原市南区)に、段ボール大手のレンゴー(大阪市北区)が開発した可変自動梱包機「J-RexS(ジェイレックス)」を本格稼働したと発表した。これによって、同センターの倉庫自動化プロジェクトが完了した。

▲可変自動梱包機「J-RexS(ジェイレックス)」(出所:オリンパス)

「J-RexS」は、段ボールケースの底面積を規定サイズ内で自由に設計でき、梱包する商品の高さに合わせて自動切断と封かんを行う。刃物を使わない世界初の段ボール切断加工技術を採用し、梱包資材の使用量を最小限に抑えることで、輸送コストの削減にもなる。

オリンパスが導入したのは、レンゴーのテープ式標準機の第1号機で、このほか、梱包後に箱のサイズと重量を測定し、測定データが運送会社へ自動送信される自動サイズ計測機も導入した。これによって運送会社に荷物を受け渡す際、サイズや重量を測定する作業も不要となる。

自動化が完成したことで、荷物の輸送効率が向上し、トラックの台数を削減できるほか、梱包作業のスピード化が図れる。また、物流業者とのリアルタイムなデータ連携を強化することで、出荷作業の精度も向上させられる。環境面でも、使用する段ボールの種類を従来の12種から4種に削減でき、梱包資材の使用量や費用を削減。今後、出荷貨物の容積を2023年比で17%削減することを目指す。

オリンパスは2019年から倉庫自動化プロジェクトに取り組み、ロボット倉庫や自動倉庫などを導入してきた。今回の梱包プロセスの自動化で、予定していた自動化計画が実現した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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