伊藤忠、中国・深センで中古車オークションに参入

ロジスティクス伊藤忠商事は18日、中国の深セン市一通旧機動車交易中心（一通、広東省深セン市）、オークネット（東京都千代田区）、オリエントコーポレーション（オリコ）と共同で、中国深セン市で中古車オークション事業に参入すると発表した。合弁で深セン市百通拍汽車服務（百通）を設立することに合意し、合弁契約を締結した。

中古車オークションを導入することで、中国の中古車流通を促すとともに、事業化に向けた取り組みを行う。4社は合弁会社の百通を通じて中古車オークション事業に参入し、中古車ディーラー、中古車ブローカーを参加者とする中古車専業のオークション事業を展開する。

中国で一般的な手ゼリによる中古車オークションではなく、日本で一般的なシステム化されたオークションを導入し、中古車流通の適正化・効率化の実現を目指す。

オークションシステム開発はオークネットが担当し、日本のオークションシステムと異なる通信方式を採用。安定稼働と少額の設備投資を短期間で実現した。合弁会社は一通が51％、伊藤忠グループが22％、オークネット香港が22％、オリコが5％を出資する。