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三菱HCキャピタル子会社、エアバス50機発注

2025年3月12日 (水)

荷主三菱HCキャピタルは11日、同社の完全子会社であるMHC JSA GPの取締役会において、エアバスに対してA320neoファミリー機50機の発注を決議したと発表した。発注は同社の孫会社JSA International U.S. Holdingsが行う予定で、エアバスとの間で売買契約書が締結されることを前提条件としている。

JSAグループは現在、グループ全体で239機を保有・管理しており、流動性の高いナローボディ機を中心に、平均機齢5年の若齢機で構成されたポートフォリオを有している。今回発注を決定したA320neoファミリー機は、世界140社以上の航空会社で運航され、納入機数3780機超、受注残7200機超と、エアバスのベストセラー新型ナローボディ機だ。同機種は旧型機と比較し燃料消費量を20%以上削減できるなど、高い環境性能を有している。

この案件は2018年に実施したボーイングに続く、航空機メーカー向けの直接発注となる。JSAグループはこの発注を通じて、優良資産の安定的な積み上げ、世界各国の航空会社との取引拡大を加速し、さらなる事業規模の拡大および持続的な成長を目指す。また、環境負荷の低い新型機の保有比率を高めることで、航空業界における脱炭素化の推進に貢献するとしている。

購入するのはA320neoおよびA321neoの50機だが、各機種の内訳は未定。購入価格はエアバスとの取り決めにより非開示とされている。発注に係る基本合意書は既に締結されており、売買契約の締結は米国時間3月11日の予定だ。納入は31年以降が予定されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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