キャセイパシフィック航空、777-9X型機を21機発注

ロジスティクスキャセイパシフィック航空は2013年12月27日、21機のボーイング777-9X型機を購入すると発表した。発注総額は公示価格で580億香港ドル（7800億円）に上り、2021年から24年にかけて受領する計画。

B777X型機は、キャセイパシフィック航空が運航するB777-300ER型機をベースとした派生型で、エンジン2基を搭載することからこれまでの双発機を上回る最大積載重量と燃費、運航コストの低減を実現する。

同社の運航機材は13年12月末時点で140機。12機のB777-300ER型機の受領が14年以降に予定されており、同型機の数は20年までに50機となる。このほかにも8機のエアバスA330-300型機、22機のA350-900型機、26機のA350-1000型機も発注済み。

キャセイパシフィック航空のジョン・スローサーCEOは「旅客と貨物の双方で高い需要が見られる香港発着の北米、欧州路線での運航に理想的な機材であり、コストに加えて二酸化炭素排出量の大幅な削減が可能となる」「巨額の投資はキャセイパシフィック航空の将来の発展、また国際航空輸送拠点としての香港の地位を維持することに対する我々の決意を示すものにほかならない」と話している。