行政・団体国土交通省は24日、UDトラックスから同社製大型トラック「クオン」など343台を対象としたリコールの届け出があったと発表した。
低床式後2軸駆動の大型トラックの後前軸側終減速機で、前側フランジのスプライン部の遊びが大きいため、フランジとスプラインシャフトを固定する締結用ボルトに過大な入力が生じることがあり、そのままの状態で使用を続けると、ボルトが折れる可能性がある。最悪の場合、フランジと接続されているプロペラシャフトが脱落し、走行不能となるおそれがあるという。
対象となるのは2002年9月20日から12年9月21日までに製造されたビッグサムとクオンの2車種343台で、同社は対象車両のフランジを対策品と、締結用ボルト、ワッシャ、スペーサを新品とそれぞれ交換する。
市場からの情報と国交省の指摘で発覚した。この不具合に関連する事故は確認されていない。