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越境ECの平均購入単価9.8%増、ゼンG調査

2025年3月12日 (水)

調査・データ越境ECをトータルで支援するZenGroup(ゼングループ、大阪市中央区)は12日、同社が保有する海外ユーザーの購入データをもとに、2024年の消費動向や市場の変化を分析した結果を公表した。

24年の平均購入単価は前年比で9.8%増加の7640円で、この年のどの月を見ても23年の年間最高水準に匹敵した。この増加の要因の一つとして、円安の影響が考えられる。海外の消費者にとって日本の商品が割安となり、需要が高まったことで、購入単価が上昇した可能性がある。

中古品の出荷割合は3年連続で増加しており、3年間で10.6ポイント上昇。2024年には全体の4分の3以上(75.4%)が中古品の取り扱いとなった。この増加の背景には、環境問題への関心の高まりや、リユース・リサイクル品を積極的に選ぶ消費者の増加が影響していると考えられる。また中古市場では絶版品や限定品が入手しやすく、特にフィギュア・ゲーム・アパレルなどの分野で人気を集めている。

出荷点数の上位割合を国別に見てみると、最も多かったのは「アメリカ」、第2位は「メキシコ」、第3位は「ウクライナ」だった。海外ユーザーによる「日本商品」への需要は引き続き高まっており、特に南米市場の成長が顕著。メキシコ(10%)、ペルー(5.7%)への出荷量が増加しており、今後もさらなる拡大が期待される。

24年の新規登録ユーザー数はは42万人を超えた。新規登録ユーザーのうち、アメリカ合衆国が14%で最多、続いてメキシコ、タイが続く。新規登録ユーザーの上位10か国には、北米と南米の国々だけでなく、タイ、台湾などのアジア、ポーランド、トルコといったヨーロッパの国々が含まれる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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