サービス・商品商船三井と富士通は12日、商船三井船員の配乗計画を最適化する最適化AI配乗計画システムを共同で開発したと発表した。5月以降の業務適用に向け、最終フェーズに移行予定。
海運会社では、各船員の職位、保有資格、乗船・休暇期間と、船の種類、スケジュールなどの様々な条件を組み合わせ、どの船にどの船員を配乗させるかの計画を立てている。商船三井ではこれまで、配乗計画担当者が個別管理しているデータベースから条件を抽出し計画作成をしていたことから、乗船・休暇期間の調整と計画作業に工数・時間を要していたという。
同システムは、配乗のための複雑な要素を加味した上で配乗計画を支援するAIシステムで、AIに知見をもつ富士通のコンサルタントが数理最適化技術を用いて開発を行った。同システムの導入により、船員にとって重要な連続乗船期間の短縮化や十分な休暇付与など、ワークライフバランスに直結する配乗計画の最適化が可能となる。さらにこれまで数時間は要していた計画作成時間も7割削減できる見込み。
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