M&Aセイノーホールディングス(岐阜県大垣市)とアートグループホールディングス(大阪市中央区)は17日、人手不足の解決と高品質なサービス提供に向け、業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。
両グループは2001年から、傘下の西濃運輸とアート引越センターの間で、引っ越しの繁忙期にあたる2月から4月にかけ、西濃運輸の事業所にアート引越センターが引越関連商品を持ち込み、西濃運輸が幹線輸送や配達業務を担当する形で協力を行ってきた。
今回、業務提携では、新たにセイノーグループのセイノースーパーエクスプレスとアート引越センターが引っ越し業務で連携。両社のリソースを最大限活用して、高品質なサービスの提供を目指す。
また、西濃運輸が扱う大型商品の個人向け配送でも連携を図る。2人スタッフ体制で配送から設置作業まで行うサービスを手掛けるアートセッティングデリバリーが、ラストワンマイル配送を担い、輸送効率の向上や環境負荷の低減につなげる。さらに大型商品の日時指定や開梱・設置、廃材回収などにも対応して、利用者のニーズに応える。
西濃運輸とアートセッティングデリバリーは、既に幹線輸送とラストワンマイル配送のトライアルを実施しており、今後は商品の受け渡し方法や顧客サービスなどのルールや仕組みを定め、全国展開を進めていく。
両社は「今後、輸送業界の人手不足の解決を目指して、業界全体の連携を拡大し、物流業界の魅力を高めるとともに、働きやすい環境づくりに貢献していく」としている。
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