調査・データSTANDAGE(スタンデージ、東京都港区)は18日、中小製造業の海外進出に関する調査結果を発表した。直近3年間で海外売上高が増加した企業101社を対象に実施し、進出成功の鍵として「信頼できる現地パートナーの確保」が最も重要視されていることが明らかになった。また、販路開拓には現地代理店の活用が有効とされ、今後の事業拡大を見据える企業が多いことも確認された。
調査によると、海外市場の開拓を目指す中小製造業の57.4%が「売上・利益の拡大」を目的としており、次いで「新規市場の開拓」(43.6%)が挙げられた。進出時の情報源としては「現地のビジネスパートナーや知人の紹介」(42.6%)が最多で、「ジェトロや政府系機関の情報」(31.7%)が続いた。また、成功要因として「信頼できる現地パートナーの確保」(47.5%)と「現地市場の徹底的な調査」(33.7%)が重要視されていた。初期投資額については「300万-500万円未満」が最多(16.8%)で、リスクを抑えながら進出を進める姿勢がうかがえた。
物流面では、最も効果的な販路開拓手法として「現地代理店の活用」(22.7%)や「現地企業との連携」(21.8%)が挙げられ、オンラインマーケットプレイスの活用(40.6%)も多くの企業で進んでいる。また、今後の展開については、50.5%の企業が「さらなる拡大を目指す」と回答し、「新規市場への進出」(45.5%)や「既存市場でのシェア拡大」(37.6%)を優先課題としている。
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