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住友商事、エネルギー産業向け米鋼材問屋を買収

2013年10月2日 (水)

M&A住友商事は2日、米国エネルギー産業向け鋼材・鋼管問屋「エジェングループ」(ルイジアナ州)の全株式を取得すると発表した。取得額は5億2000万ドル。

エジェン社は、傘下に石油・ガスの生産井戸、輸送、石油精製・発電プラントなどに使用される、パイプ・継手・フランジ・バルブといった鋼材・鋼管をグローバルに取り扱うエジェン・マーレイ社と、米国で油井管を取り扱うボウランド&レバリッチ社の2事業を保有。

エジェン・マーレイ社は、米国、アジア、中東、欧州など18か国35拠点でエネルギー産業の上・中・下流向けに鉄鋼製品を供給し、ボウランド&レバリッチ社はテキサス州パンパを拠点として全米に幅広い販売ネットワークを展開している。

住友商事では、世界向け鋼管輸出を軸に、使用現場でリアルタイムに供給できるようにするSCMを構築し、米国を中心とした問屋販売ネットワークの拡充などに取り組んできたが、エジェン社の買収により、活発な石油精製・石油化学・発電プラントの新設を背景とした鋼管・継手・フランジの需要を取り込み、海洋石油ガス開発向けの鋼材・厚板・鋼管の需要に対応できる販売体制の拡充を図る。