荷主いすゞ自動車は20日、同社藤沢工場の食堂で3月11日に食事をとった従業員や協力企業の社員など263人が、翌12日夜以降に嘔吐や下痢などの症状を訴える食中毒が発生したと発表した。13日に保健所の調査が行われ、原因が食中毒であることが19日に判明した。
体調不良を訴えたのは、同社グループ従業員に加え、工場内の協力企業や食堂運営の委託事業者の従業員など。発症の多くは11日の昼食後で、同社は14日夜から食堂の営業を自粛している。現在、藤沢市が患者の詳細や原因食品などについて調査を進めている。なお、生産工場やその他の機能については通常通り稼働しており、製造・物流業務に支障は出ていない。
同施設は19日から行政処分により営業禁止となっていたが、20日には営業禁止が解除。24日の昼から営業を再開する。
営業再開に当たっては、保健所からの指導に従い、食堂内の除菌措置や衛生対策の強化などを実施。さらに、食堂運営委託事業者に対して、改めて従業員への衛生教育を徹底するよう指導しているという。
同社は、食中毒で体調不良に見舞われた人々に、迷惑をおかけしたことを謝罪するとともに、一日も早い回復をお祈るとしている。
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