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SGHD、九州エリアでも大型中継センター新設

2025年3月27日 (木)

拠点・施設SGホールディングス(SGHD)は27日、2028年6月に九州エリアに大型中継センターを開設すると発表した。同エリア内で分散している既存の中継センターを集約することで、トラックの積載率向上や発送・到着作業の効率化などを進める。輸配送ネットワークを再構築し、グループ傘下の佐川急便が展開する宅配便サービスの利便性や競争力を高める。

佐川急便(京都市南区)やSGリアルティ(同)と連携して、福岡県糟屋郡に「九州中継センター」(仮称)を新設する。自社保有する施設で、建物の延床面積は3万5000平方メートル。荷物の処理能力は1時間あたり3万個で、トラックの接車バースは117台分を確保する。中継センターの集約で、中長距離を結ぶ路線便の運行を1日あたり118便削減できるとし、年間17億円のコスト削減効果を見込む。

建設予定地は九州自動車道・福岡インターチェンジ(IC)に近く、九州全域へのアクセス性に優れる。新拠点では、自家消費型太陽光発電設備や、72時間稼働する非常用発電設備の導入も計画する。

SGホールディングスは、企業立地などの経済構造や、EC(電子商取引)化の進展といった消費者の購買行動の変化を受けて、国内の輸配送ネットワークを再整備する方針を打ち出している。26年7月には「東京中継センター」(仮称、東京都江東区)、27年1月には「関西エリア中継センター」(同、兵庫県尼崎市)をオープンする予定で、2か所での拠点集約で計35億円のコストを削減する。

▲九州中継センター鳥瞰図(予想図)(出所:SGホールディングス)

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LOGISTICS TODAY編集部
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