調査・データタイミー(東京都港区)は7月31日、これまで「タイミー」に掲載された募集データおよび政府の統計データをもとに、近年国内で広がるスポットワーク市場の規模を推計したレポートを公開した。
24年のスポットワーク市場規模(スポットワークに対して支払われた総賃金額)は1216億円、スポットワークの延べ労働時間は1万834万時間に達したと推計されている。総賃金額、延べ労働時間のいずれの尺度で見ても、2年前から3倍超という結果になっており、短期間でスポットワークが急速に広がってきたことがわかる。
この数字についてマクロ統計:国内全体の延べ労働時間(正社員やパート・アルバイト労働者を含む)と比較すると、スポットワークの延べ労働時間は国内の延べ総労働時間全体の0.11%程度、パート・アルバイト労働者の延べ労働時間との対比では0.7%程度となった。同社の分析によると、存在感を高めていることは確かだが、マクロ全体との対比ではまだまだ「大きい」とは言えない数字である。
しかしスポットワークの中心職種である運搬(配達や倉庫作業など)、接客・給仕(飲食店やレジャー施設での接客など)、商品販売(コンビニやスーパーでの販売など)の仕事に絞ってパート・アルバイト労働者の延べ労働時間との対比をみると、スポットワーク延べ労働時間は運搬が6.9%、接客・給仕が3.2%、商品販売が0.8%となり、スポットワークが広がっている職種では国内の労働市場に対して相応の規模を占めるようになっていると考えられる。
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