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商船三井が通期予想上方修正、自動車輸送の堅調受け

2025年8月1日 (金)

財務・人事商船三井は1日、2026年3月期の個別業績予想を上方修正した。通期予想について、売上高を前回予想から500億円増の8100億円、営業利益を同240億円増の430億円、経常利益を420億円増の1990億円、最終利益を490億円増の2120億円とそれぞれ引き上げる。自動車輸送事業での底堅い荷動きの状況を踏まえ、輸送台数の見通しを引き上げたことを主因に、個別業績予想を修正した。

これに伴い、26年3月期の通期連結業績予想は、売上高が前年比2.5%減の1兆7310億円、営業利益が同29.7%減の1060億円、経常利益が59.5%減の1700億円、最終利益が53%減の2000億円としている。

また、同日発表した第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比0.7%減の4327億400万円、経常利益が同51.9%減の522億3300万円、最終利益が50.6%減の528億1700万円と減収減益だった。

ドライバルク事業は、ギアバルクホールディングス(スイス)の連結子会社化に伴う減価償却費の増加もあり、34億円の赤字を計上。エネルギー事業では、タンカーが減益も、オフショアの増益などで、全体では77億円の増益となった。

製品輸送事業は、コンテナ船が持分法適用会社のオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE、シンガポール)で大幅な減益となったが、想定より堅調に推移したほか、完成者輸送需要が底堅く推移するなど増益だった。そのほか、港湾はおおむね堅調に推移した一方、ロジスティクスでは東アジア行きの荷動き鈍化や米国の高関税政策の影響で減益となった。製品輸送事業全体では351億円減益となった。

ウェルビーイングライフ事業では、不動産、クルーズが減益。フェリー・内航RORO船で前年並みを維持したものの、全体では50億円の減益となった。

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