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大和物流、札幌新拠点で異業種間の共同配送推進

2025年3月27日 (木)

▲札幌物流センター(出所:大和ハウス工業)

拠点・施設大和ハウス工業は27日、グループ会社の大和物流が、大和ハウスブランドの物流施設「DPL札幌南III」(北海道北広島市)を全棟賃借し、4月1日に「札幌物流センター」として開設すると発表した。これに伴い、既存の大和物流札幌物流センターは「恵庭物流センター」に改称される。

物流業界では2024年問題やトラックドライバー不足が深刻化しており、北海道は特に移動距離の長さや低い積載効率が課題となっている。同社は09年から道内全域で建材のエリア共同配送を展開してきたが、新センターの開設により異業種との連携を強化し、食品や日用品、機械など幅広い貨物の共同配送を推進する。これにより、道内物流の効率化と持続可能なネットワークの構築を目指す。

また、半導体関連企業の進出や札幌駅周辺の再開発に伴い、物流需要が増加している。特に建材資材や電設工事関連のニーズが高まりつつあり、新センターを拠点とした物流基盤の強化が求められている。

新センターは、道央自動車道・輪厚スマートインターチェンジ(IC)から2キロ、北広島ICから3キロの距離に位置し、札幌市や新千歳空港、苫小牧港へのアクセスに優れる。陸路のみならず、空路や海路を活用した物流にも適した立地だ。

▲周辺地図(クリックで拡大、出所:大和ハウス工業)

施設は1フロア5000坪超の広大なスペースで、効率的な庫内オペレーションを可能とする。トラックバースは高床式の両面配置で、積み下ろし作業の効率を向上。さらに、ドックレベラーを4基設置し、海上コンテナからの荷役作業をスムーズに行える。

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LOGISTICS TODAY編集部
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