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日揮HD、都立病院と廃食用油SAF化取り組み

2025年3月28日 (金)

(出所:日揮ホールディングス)

環境・CSR日揮ホールディングス(HD)は26日、東京都立病院機構と、使用済み食用油を国産の持続可能な航空燃料(SAF、サフ)へ再利用する取り組みに関し、基本合意書を25日付で締結したと発表した。レボインターナショナル(京都市下京区)とSAFFAIRE SKY ENERGY(横浜市西区)も参画しており、都立病院で発生する廃食用油の提供が順次始まる。

同取り組みでは、東京都立病院機構が14か所の病院に呼びかけを行い、院内で使用された廃食用油を集める。レボインターナショナルが油を回収・管理し、日揮ホールディングスが構築するサプライチェーンを通じて、SAFFAIRE SKY ENERGYがSAFを製造する。完成したSAFは、CO2排出量を従来比で80%削減可能で、同機構はこの活動を通じ、国内廃食油資源などを航空機のSAF燃料に活用する「Fry to Fly Project」にも参画する。

このプロジェクトでは、ことし4月からのSAF供給開始を目指し、大阪府堺市のコスモ石油堺製油所内に建設された製造装置を用いる。年間供給量は3万キロリットルを計画しており、物流面では原料油の安定的回収体制と全国への供給ネットワークの整備が進められている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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