環境・CSR日揮ホールディングス(HD)は27日、愛知県弥富市、レボインターナショナル(京都市下京区)、SAFFAIRE SKY ENERGY(サファイアスカイエナジー、横浜市西区)と共同で、「廃食用油の供給および利用に関する基本合意書」を締結したと発表した。弥富市で回収した使用済み食用油を、持続可能な航空燃料(SAF)の原料として活用するサプライチェーンの構築を目的としている。

▲協定締結式の様子(出所:日揮ホールディングス)
弥富市は、市民や市内の小学校8か所、中学校2か所、保育所8か所から廃食用油を回収し、年間7000リットルの提供を見込む。収集を担うレボインターナショナルが同油を堺市のコスモ石油堺製油所内のSAFFAIRE SKY ENERGY製造施設へ運搬し、国産SAFの原料として資源化する。4月からの供給開始を見込む。
物流面では、家庭から出る廃油を安定的に集荷・輸送するための体制構築が重要となる。弥富市と企業群が連携し、地域回収ネットワークを活用した廃油の効率的な輸送ルートを確立することで、廃食用油を国内で完結する形でSAFに転換するモデルケースとなる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com