
▲MCUD・ZIP大阪平野 外観(出所:三菱商事都市開発)
拠点・施設三菱商事都市開発は3月31日、Phoenix Property Investors Japan(東京都千代田区)と共同開発していた物流施設「MCUD・ZIP大阪平野」(大阪市平野区)が完成したと発表した。両社による共同事業としては初の施設で、環境性能にも配慮した仕様となっている。
施設は敷地面積9617平方メートル、延床面積1万9706平方メートルの地上4階建て、最大2テナントへの分割賃貸が可能。近畿自動車道・八尾インターチェンジ(IC)から2キロ、JR百済貨物ターミナル駅から4.5キロと広域物流に対応しやすい立地にあり、関西圏の主要都市への配送効率を高める設計が特長だ。柱スパンは11メートル以上確保されており、荷物用エレベーターや垂直搬送機を各区画に備えた汎用性の高い施設となっている。
物流面の機能に加えて、環境配慮の取り組みも進められており、「CASBEE」Aランク認証、「BELS」6つ星と「ZEB」認証を取得。屋根上には太陽光発電設備も設置されており、施設内の照明など一部電力を自家発電でまかなう仕組み。再生可能エネルギーを含めた設計一次エネルギー消費量の削減率は172%とされ、省エネ性と環境負荷低減を両立した物流拠点として注目される。
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