行政・団体北海道運輸局は1日、同局のトラック・物流Gメンの3月末時点までの活動実績について発表した。
事前に決めたエリア一帯の荷主の物流拠点を訪問し、「物流2024年問題」や「違反原因行為」、「標準的運賃」に関する理解と協力の呼びかけを実施した。荷主の担当者が対応できる場合には取組状況をヒアリングし、好事例の収集や「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン」などの周知も併せて行った。訪問拠点数は北海道548か所だった。
情報収集については、トラック事業者、倉庫事業者に対し訪問・電話によるプッシュ型情報収集を実施し、訪問・電話調査の回数は1260回となった。またサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)、道の駅、トラックステーション(TS)ではドライバーへの聞き取り調査を実施。名刺サイズの「目安箱案内カード」を配布し、SA・PAなどのデジタルサイネージにも掲載を行った。
また、事業者などから入手した情報に基づくトラック違反原因行為に関する荷主への是正措置を行った。違反原因行為とは「長時間の荷待ち」「契約にない附帯業務」「無理な運送依頼」などのトラック事業者の法令違反の原因となるおそれのある行為で、是正要請を4件、働きかけを63件行った。
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