M&A物流中堅のエスライングループ本社(岐阜県岐南町)は1日、筆頭株主の「トモエ」(岐阜市)に吸収合併されて解散するとともに、トモエが「エスライングループ本社」に商号を変更したと発表した。トモエは、エスライン創業家出身の山口嘉彦社長が設立した特別目的会社(SPC)で、これによって創業家によるMBO(経営陣が参加する買収)と非上場化の一連の手続きが完了した。
旧エスラインは、非上場化によって事業構造改革に必要な多額の初期投資や継続的な投資を進めるとして、山口社長が昨年5月にSPCを設立。6月にTOBが成立した。
その後スクイーズアウトなどを経て、創業家が同社の全株式を取得し、東京証券取引所と名古屋証券取引所で上場廃止となり、4月1日付けで旧エスラインはトモエに吸収合併された。
トモエの商号変更で、従来通り、エスライングループの社名は存続することになった。経営体制も従来と変わらず、山口氏がそのまま社長を続ける。
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